■9月例会の報告 [平成19年9月10日 


9月例会において、講師に建築家で画家の高岸弘氏をお迎えし、「自己実現にむけてのメンタル≠考える」をテーマにご講演いただいた。 氏が建築家としてイタリア・ミラノで、ある建造物の改築に携わった時に、目を閉じても瞼の裏に図柄が浮かび上がる残像現象に遭遇。研究の末、残像現象を活用した独自のメンタルトレーニングシステムを開発した。このトレーニングは、カードの図柄を凝視し残像を発生させて行うもので、視覚から脳に直接働きかけることにより、脳をリラックスさせ、集中力を高めることが可能となる。氏は「インスタント禅」とも表現されており、元々はスポーツ界で多く利用されていたが、現在では、企業が社員の研修や能力開発プログラムに採用するなど、ビジネスや幼児教育の領域でも注目を集めている。 講演では、百聞は一見にしかずということで、メンバーにトレーニングカード(左図参照)を配り、まずは残像現象の実験。実際に残像が現れたメンバーが続出した。氏は「目的達成の為にはリラックスと集中を巧みにコントロールすることが必要不可欠。脳を整理整頓する事により、いつでもどこでも自分の持っている全ての情報を引き出し、タイムリーにピークパフォーマンスを発揮することができる。常日頃のトレーニングでリラックスと集中を自分のものにする必要がある。」と話され、集中力を維持するための脳の仕組みと、様々な効果を有するトレーニングカードを熱っぽく紹介された。 我々は各々の企業に携わる経済人であり、その置かれる境遇は決して安穏としたものではない。参加したメンバーは、全ての場面で能力を最大限に発揮する為に必要な精神の「平準化」についてのヒントを得るとともに、更なる修練を行うきっかけとなる有意義な時間を過ごした。





   
   
   

 

   


活動報告一覧へ

▲UP


Copyright©, Junior Chamber International Nagahama. ALL rights reserved.
E-mail:info@nagahama-jc.jp