お知らせ 2016年9月30日

第8回 長浜JCの足跡探訪!!

JCとは何をやっている団体なのか?
今までどんな事をやってきたのか?
JC運動から始まり今では湖北にあたりまえの様に根付いている物事について、もっとJCを身近に感じていただきたいという趣旨の下、月一回のペースでご紹介していく【長浜JCの足跡探訪!!】
8回目は前回に引き続き【長浜黒壁のまちづくり】についてです。
当時黒壁設立に深く携わってこられた長浜青年会議所 第28代理事長 伊藤光男先輩にインタビューさせていただきました。

  長浜青年会議所 第28代理事長 伊藤光男氏

長浜JCの足跡探訪⑧
~長浜黒壁のまちづくり(後編)~
長浜青年会議所第28代理事長 伊藤光男氏 インタビュー

Q:本日はお忙しい中、当委員会のインタビューにご協力下さりありがとうございます。

今までに諸先輩方から長浜青年会議所がやってこられたまちづくりの軌跡を聞いてまいりましたが、今回は黒壁を中心としたまちづくりについてお聞きしたいと思います。

黒壁自体はJCの運動そのものではありませんが、多くの方からお話を聞く中で黒壁のまちづくりを語る上で長浜青年会議所なしでは語れないという言葉を多くお聞きしました。

黒壁設立から現在に至るまで黒壁に深く携わられてこられた伊藤先輩に設立当時の事についてお聞きしたいと思います。

まず黒壁とJCの関係についてお聞かせください。

 

 

A:前回黒壁についての歴史を調べていただいた通り、黒壁は長浜青年会議所OBが中心となってその設立に関わっています。

当時、多くの知り合いに「いつまでJCやってるんや。」など冗談めかして言われたりしましたが、黒壁のまちづくりは紛れもなくJC運動の延長であると私は思っています。

私が青年会議所に入った当時、経営開発委員会という委員会がありました。この委員会で言っていた事は「自分の会社の経営ではなく、まちの経営を考えていかなければならない」という事でした。「まちづくり」という言葉がまだなかった時代に長浜青年会議所はこのような思想のもと行動し、私はまちを元気にすることが青年経済人の使命であるという事を学びました。

青年会議所時代に学んだこの精神は今でももちろん私の中にあり、黒壁設立に関しても大きく影響していると断言できます。

 

Q:黒壁設立当時の事についてどのような想いで設立に携わられたか詳しくお聞かせください。

A:昭和62年に黒壁の建物が売却されるという話を聞いた時に、「あの建物を何とかしてこのまちに残していかなければならない」という声が上がりました。私も同意見でそれならばどうするべきかと考えた時に、有志でいろいろな場所を視察したり、話し合いを重ねた結果、当時の国際社会の情勢なども考えると「ガラスしかない!」という結論に至りました。

そしてJC時代から連携し強い関係が構築できていた市役所とJCOBを中心とした地元の有志が共同出資し、第三セクターという形で黒壁設立に至ったのです。

その行動の根本にあったのはJCで学んだ
「JCのミッションを自分のミッションにしなければならない」
という考えで、
それが「自分たちは死ぬまでこのまちで生きていかなければならない。次世代を担う子ども達の為に長浜というまちを残していかなければならない」
という決心と覚悟に繋がり黒壁設立に至りました。

そして黒壁の一番の成果はそれまで全国的にはあまり認知度の高くなかった「長浜」というまちを全国に知られるまちにまでしたという事だと思っています。

 

黒壁1號館。 黒壁スクエアは、まちおこしの成功例として有名となり、日本各地から視察に来られます。

Q:ありがとうございます。先輩方がやってこられた活動があったおかげで我々現役メンバーがこの湖北で誇りをもって活動をやって行けているのだという事が本当によくわかりました。
 最後に現役のJCメンバーに一言お願いいたします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

A:自分たちの好きなようにやれば良いと思います。
ただ運動をやるならば自分の事にしなければならない。先ほども言ったように事業の目的がJCの目的ではなく、なぜ、どういう理由でやっているのかしっかりと理解し、自分の目的にして行かなければなりません。
やってきたことを自分のものにする。そう思って活動する魅力ある人がまちに多くいればいるほど、そのまちは良いまちになると私は考えています。それを率先してやっていくのが青年会議所メンバーだと思っていますので今後も皆さんの活躍を期待しています。

 

本日はお忙しい中、ご協力いただき本当にありがとうございました。
今後ともご指導ご鞭撻の程、宜しくお願い致します。

 

 

取材協力:長浜青年会議所 第28代理事長 伊藤光男氏
インタビュアー:長浜青年会議所 専務理事 松宮誠也
総務広報委員会 委員長  眞杉国史

 

 

理事長 写真 第60代理事長 今村 潤 理事長所信

アクセス数

このページのトップへ