活動報告

お知らせ 2014年3月27日

3月27日(木)長浜市役所にて藤井市長との対談が行われました。

長浜市長対談
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    進行役:「今回の対談の趣旨は、我々長浜青年会議所の日々行っている活動、また、これから行おうとしている活動を藤井市長に聞いていただき、行政のトップから見て青年会議所は「こうあってほしい」、「こういった仕掛けをして欲しい」など、率直な意見やアドバイスをいただければと思います。対談は、「湖北の経済」「地域の教育」「広域となった長浜市をより一つにしていくには何をしていく必要があるのか3つのテーマに沿って進めていきたいと思います。」

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        渡辺理事長:「まずは、藤井市長、二期目のご当選おめでとうございます。引き続き長浜市を宜しくお願います。我々一般社団法人長浜青年会議所は、20歳~40歳までの地元の企業の経営者や、それに準ずる経営者の集まりで、現在は、約100名で活動しています。来年で創立60周年になります。先の55年目の際には、「湖北コアイノベーション構想」打ち立て、以降、構想の骨格をなす3つの柱を基に活動をしています。なお、私たちは地域の経済人、企業家、青年経済人の集まりですので、すべて活動も手弁当で、全てのものを一切の奉仕という形で地域活動しています。「湖北コアイノベーション構想」の柱の一つに、「想像力」があります。湖北ではこれまでからいろんな観光資源や工場誘地をされ、経済的にも成長し続けていると思いますが、それと少し違った側面で、我々の発想で地域に新しい可能性を見出していけないか、というのが想像力の根本になります。二期目となる藤井長浜市政には、いくつもの構想やマニフェストがあると思いますが、主要な政策をいくつか教えてください。」

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            藤井市長:「長浜市内では春夏秋冬、様々なまつりごとやイベント等が行われていますが、長浜青年会議所の皆さんには、いつも大変に汗をかいていただいています。このことにまずもってお礼申しあげます。言うまでもなく、皆さんに果たしていただいている役割は、とても大きなエネルギーです。勿論、知的なアイデアから駐車場整備まで、いろんな下支えをしていただき、しっかりと長浜のイベントやまちづくりを支え繋がっていただいていることに、いつも大変感謝をしています。引き続き協力をよろしくお願いします。」
            「さて、5年前に1市8町のまちが一つになり、新生・長浜市が誕生して2回目の市長選挙が2月に行われました。「市政の継続こそが長浜市の未来への力」であると訴えさせていただき、大勢の皆さんのご支援をいただきました。今後とも青年会議所の皆さんともしっかり連携をとりながらやっていきたいと思います。合併してからの4年間を花で例えますと、新しい長浜市を作るために大きな穴を掘って、地域づくりの種、地域活性の種、福祉の種、医療介護の種、教育の種、防災の種など様々な新市の種をまいて、そこに土を入れ、肥料をまき、水をあたえて、そして新市の色々な施策の種がこの4年間でどんどん伸びてきて、伸びた茎や花には風があたり、太陽があたり、今すくすく育っています。そして、また長浜市を継続させることで、次の4年で花を立派に実らせていきたいというのが大きな考え方です。今般、マニフェストとして8策66項目の政策や施策を市民の皆さんにお示ししました。これからの4年間、8策66項目で構成するマニフェストをしっかり実行していきたいと思います。」

            渡辺理事長:「浜を良くする市長マニフェスト8策66項目、しっかりと進めていただき、大きな花を咲かせていただきたいと思います。」
            「さて、昨年の話ですが、長浜青年会議所ではヤンマーミュージアムを会場にて、エネルギーの地産地消について考えるフォーラムを開催しました。今年も、引き続き地域の地産地消といった部分を切り口に、新しい可能性を我々で作り出し、てそれを多くの市民の方々に感じて頂けるような事業を展開しようと考えています。今年度の長浜市の予算においても、再生エネルギー関連は増額をされたとお聞きしましたが、太陽光などの地産地消のエネルギー利活用について、市長はどのようにお考えでしょうか。」

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                藤井市長:「私のマニフェストの中でエネルギー関連については、しっかり2ページにわたり書いています。長浜市としても平成32年までに再生可能エネルギー量を現在の5倍にするという具体的な目標数値を掲げ、しっかり取り組んでいきます。家庭や、事業所、市民団体、自治体等と協力しながら太陽光に限らず、小水力発電や木質系バイオエネルギーなどに取り組んでいきたいと考えています。加えて、メガソーラーの誘致にも取り組んでいきます。問メガソーラーは1.5ヘクタール以上の土地が必要で、それにふさわしい場所がなく未だしていませんが、是非ともメガソーラーもやっていきたいと考えています。 」

                渡辺理事長:「ぜひ民間レベルからの底上げをして、運動の啓発を僕たちもしていきたいと考えています。長浜青年会議所としても是非、長浜市の担当部署の方々と連携を図りながら、今後は活動していければと思います。」

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                    渡辺理事長:「市長はよく「湖北はひとつ」と言われます。私たち長浜青年会議所もまったくそのとおりで、長浜市と米原市の両市のメンバーで構成しており、活動の範囲も両市にまたがっています。まさに「湖北はひとつ」のもとに様々な活動を展開しています。その一つとして、4年前の「湖北コアイノベーション構想」の中で「連携力」を掲げ「やんすこんす市民祭」を企画しました。湖北地域内外から本当にたくさんの人々に集まっていただき、来場者の心が一つにまとまった素晴らしいイベントだったと思います。このように、我々も民間レベルで活発に活動し、「湖北はひとつ」を実現する地盤づくり・基盤づくりに汗をかきたいと考えています。市長にお聞きしますが、行政レベルでは「湖北はひとつ」をどのように考え、また実践されているのでしょうか。」

                    藤井市長:「平成の合併をする前から市民の皆さんは、伊香や東浅井、長浜といった行政区の枠を超えて暮らしてきました。これを形にしたのが二度にわたる合併であり、「新長浜市」の誕生です。現在、お隣の米原市とは消防やゴミ処理、火葬、介護認定などの多分野において、広域連携による行政サービスを行っています。加えて湖東地域や湖西地域、場合によっては福井県嶺南地方の自治体とも観光振興や商業振興の分野で積極的に連携しています。行政としては、「湖北はひとつ」「近江はひとつ」の枠組みをより実践することで、効率的な行政運営を行いたいと思います。」



                                 
                      渡辺理事長:「合併の話がでましたが、平成の大合併法により全国でたくさんの自治体が市町村合併しました。時折、テレビの特集番組やニュースなどで見にしますが、行政運営がスムーズにいっていない自治体もあるようですね。私は、長浜市は合併して成功している方だと思います。そのバランス、広域観光の推進など、藤井市長は僕ら民間人から見てもとてもすばらしいリーダーシップを発揮していただいていると感心するところです。 」

                      藤井市長:「評価いただいてありがとうございます。1市8町が合併しました。それぞれに個性、特性がありますので、合併してもその地域の特性をいかしていかなければならない。合併したからには一体感ある長浜市を作ろう。そして合併の効果を上げていこうと。それが行政の想いであって願いでもあります。」

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                          藤井市長:「湖北地方は歴史や文化、芸術の宝の山であって、豊かな地域資源に恵まれています。はや3年前になりますが、NHK大河ドラマ「江・姫たちの戦国」の放送に合わせ、「浅井三姉妹博覧会」を開催しました。「一体感ある長浜市を作ろう」という思いを込め、市内3会場で博覧会を実施したところ約120万人の方に来場して頂き、大きな経済効果もあげることができました。そしてまた今回も、大河ドラマ「軍師・官兵衛」の放送にあわせ、市内3会場で「黒田官兵衛博覧会」を開催中です。全国からの集客はもちろんですが、ここで暮らしている人たちも湖北にこんな財産があって生まれ故郷の誇りであるということにも是非気が付いていただき、また、一体感の醸成にもつなげていきたいと思います。」

                          渡辺理事長:「長浜青年会議所としても「浅井三姉妹博覧会」の開催にも協力させて頂きました。やはり、地元の人たちが地元の文化や良いところを知り、誇りをもっていただきたいと思います。」

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                              渡辺理事長:「最後の柱として「育成力」があります。様々なステージでの教育がありますが、「学校」と「家庭」と、そして不可欠なのは「地域」だと思います。長浜青年会議所では「地域で子供たちを育てる」という発想のもと、学校や家庭ではできない青少年育成というのを提案させて頂いています。4月から訪問事業という形をとりまして、今まではキャンプ等、体験型の事業を行ってきました。しかし、どうしても意識の高い親御さんや、外に出るのが好きなお子さんたちだけに集中してしまいます。逆に、それ以外の親御さんやお子さんが参加されないのが課題となり、我々が訪問事業を展開し、「この地域には沢山の魅力があり誇るべき地域だよ。」というのをアピールし、自分たちの地域に愛着をもって将来の夢など考えてもらえれば、子供たちも自立できると思います。学校からの教育の立場などでいろいろあると思いますが、行政面の部分で、ご意見等頂ければと思います。」

                              藤井市長:「是非成功させていただきたいと思います。私は、基礎自治体の究極の仕事は「教育」と「福祉」だと考えています。ここをいかに充実させていけるのか。子ども達にはまず、しっかりした「学力」を身につけてほしい。二つ目は、今の子ども達は次の世代を担う大事な地域の宝、国を背負う大事な財産なので「体力」をしっかり身につけてほしい。三つ目は、他人のこと事に対して思いやりや道徳心をもってほしい。この三つを義務教育期間のうちに身につけられるよう、しっかり使命を果たしていきたいと思っています。将来、長浜で活躍する子ども達、長浜から外に出て全国、海外で活躍する子ども達もいると思います。長浜で学んだ子ども達がどこへ行っても知識と教養があり、人から信頼され、尊敬される人を輩出できるよう「教育先進都市・長浜」を目指したいとにしたいと思っています。」


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                                  渡辺理事長:「長浜青年会議所に入らせて頂いて、内部で経済人として研修、毎回例会では、教育について、まちづくりについて講師をお呼びして研修しています。来年、長浜青年会議所は60周年を迎えますが、JC卒業生、OBの方合わせると300~400名おられます。そこでですごいなと思うことは、JCを卒業されても、地域貢献や市街事業をされている方が、いらっしゃる事です。私どもも自分たちの仕事をしながら地域活動をして何とか、地域や社会に貢献できるよう、そして子ども達だけでなく自分たちが誇れるよう、成長をはかっていかなといけないなと思い、そこで市長よりエール、激励の言葉を頂ければ嬉しいです。 」

                                  藤井市長:「ぜひ次の世代を担う子ども達は地域の宝ですので頑張ってやってください。子ども達は良いものには興味を持ちます。長浜青年会議所さんも試されるかもしれません。子ども達に、何をしているのか?と言われないようにして下さい。子ども達と一緒に何かをするということは良いことだと思います地域と一緒に学校運営をしていく。、開かれた学校が大事だと思います。最近では学校運営協議会を使ったりして、学校もとてもオープンになりました。より良い子ども達が、より良い方向に成長していけばいいと思います。長浜青年会議所さんが、このような活動をされることは大賛成です。是非、長浜青年会議所さんが先頭をきって下さい。 」

                                  渡辺理事長:「あたたかいお言葉ありがとうございます。本日はお忙しい中ありがとうございました。」

                                  藤井市長:「こちらこそありがとうございました。」

理事長 写真 第59代理事長 渡辺浩之 理事長所信

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