理事長所信 勇往邁進に行動しよう我々の世代だからこそ伝えられる思いを共有しよう人と人、地域と地域の魅力を引き出す新しい場を創り出そう 本質を求める勇気、発想を転換する知恵を持って挑戦しよう

『前へ』

情熱と矜持を胸に次代を拓く

湖北に脈々と受け継がれる気質ともいうべきまちづくりのDNAは、他者に依存することなく、いつの時代も若い青年の情熱をもってこのまちを形作ってきました。このまちが持っている歴史や自然の素晴らしさ、そして何より独立自尊の誇りこそがこのまちの強さであると考えます。そして今を生きる我々はその強さを結集させ、新しい価値の創造を目指すため湖北が長浜市・米原市の二市となった2010年に、五年間に亘る湖北コア・イノベーション構想を描きました。その結実に向け、市民の方々や行政、各種団体と数限りない議論や事業を重ね、各年度で市民の更なる自発的意識の芽生えという成果を導き出しながら本年に至ります。その間、二年に及んだ博覧会の中で湖北に暮らす人々は各地が持つ魅力を高めながら、一方で地域が繋がることで生まれる強さを実感することができました。これは人・もの・情報の活発な交流により、独自の新たな価値を創り出すまちを目指す私達にとっても大きな転機になったと言えます。この機運を更に高め、湖北を一層輝くまちへと形作っていくことが我々の使命なのです。そのために必ず必要となる青年会議所でしか持ち得ない情熱と、青年会議所でしか成し得ない発想で前へと踏み出し、構想最終年度の集大成に向けメンバー一丸となり理想の湖北を形にしましょう。

本質を求める勇気、発想を転換する知恵を持って挑戦しよう

我々は湖北の経済的発展に向け、これまで様々な新しい価値創造を提案し、湖北が一体的且つ持続的な発展を遂げられるよう市民に広く投げかけ、市民の主体的意識を感じるまでになりました。この運動の実現に向け新しい産業モデルの確立に至るところまで推し進めながら、一過的なものにしない確かな土壌となるシステム創りが急務となります。市民や民間企業、知的機関、そして行政を巻き込んだ新しい産業の実現化は、これまでの湖北は市民自らの手で築き上げてきたことを多くの人々が再認できる機会となり、新しい自信と誇りへと繋がるはずです。この意識の変革が次々と新しい地域発展への挑戦的発想が生まれくる風土醸成に繋がるのです。我々は常に湖北の包括的発展を念頭に置きながらその実現の先導役となるため、戦略的にビジョンを描きながら着実に前へと踏み出しましょう。

人と人、地域と地域の魅力を引き出す新しい場を創り出そう

詩情溢れる湖畔の風景と懐深き伊吹の山に抱かれた湖北は、竹生島や高月観音に代表される厚き信仰心や様々な伝統文化・風土が根付く魅力溢れる地域です。有形無形に関わらず代々継承されるものに対しての心服や畏怖の念は、我々の心の中に時に無意識に存在しています。そういった伝統文化溢れる湖北の地で、これまで行ってきた運動によって心を繋ぎ合わせ、多くの人々に地域の魅力と活力、そして可能性を感じさせることができました。この地域の枠を超えた連携を一層目に見えるかたちで現実化していくには、連携の「核」となる運動を我々自らが起点となって確立する必要があります。単なる継承や今あるものではなく、新しいものを生み出すには膨大なエネルギーを要しますが、名実共に湖北の核と成り得る市民祭の実現は必ずや人々の心を繋ぎ合せます。関わる人々が拍手喝采を浴びる感動と達成感は、参画した市民一人ひとりに新しい力と可能性を呼び起こすのです。我々しか実現できない市民祭の確立は必ずや十六万の心を惹き寄せる磁力となり、次代を拓く大きな民のうねりになると信じます。

我々の世代だからこそ伝えられる思いを共有しよう

我々の地域には四百年もの前から続く長浜曳山祭りという文化資産があります。そこには子ども歌舞伎役者と、それを教育し指導する大人である役者親、そしてそれを支える市民という、地域と大人、そして子どもの不変なる関係が形成されています。これは他に誇るべき資産であると同時に、まさに子どもたちを自立した大人へと導く縮図であると考えます。その中で子どもたちは自らの持つ無限の可能性を感じ、そこから導き出された成長の実感が取り巻く大人たちを必ずや感化していくのです。子どもたちの可能性を信じ側面から見守り支える、そんな思いこそが子どもたちの成長には欠かせません。まずは我々がこの素晴らしいまちをいつの日か託していく子どもたちを育てる喜びを感じましょう。そして自立心溢れる子どもたちを育成する我々のこれまでの運動を、湖北の新しい青少年育成の文化として広く認知させ根付かせましょう。

勇往邁進に行動しよう

我々は青年会議所会員であると同時に企業経営者であり、その会社や組織の潜在力は我々若きリーダーの度量や能力に相応するものです。そして、めくるめく時流の中、経営者は現実を正確に捉え、更に前へ進むため自らが成長し変容を続ける必要があります。そして青年会議所活動で実現した自らの成長を、自らの社業に投影しなければ所属する意味を成しません。私は青年会議所活動に取り組む中で、全体を見渡す力、そして将来を見据え今何が必要かを見出す力を学ばせてもらいました。自らを厳しく律し、次代を生き抜くことの使命を強く感じ、成長し続けるために必要な変容する術を共に学びましょう。若き我々の打つ手は無限にあるのです。 日本企業の九割以上は中小零細企業であり、すなわち地域経済、そして日本経済の発展はそれを根底から支える中小企業である我々に委ねられているのです。

青年会議所に入会することは人生に於いて大きな決断であり、自己成長を図りたいと願う勇気ある一歩なのです。青年会議所という組織の素晴らしさは、組織を通じて活躍したメンバーが、青年会議所を巣立ってからも、当時と変わらず、いえそれ以上に物事に真っ向から向き合い、自分の生き様に懸けてその軌跡を数多く残してきたことにあります。これは広く誇るべき価値であることに間違いありません。所属するメンバー一人ひとりが自ら青年会議所会員であることに誇りを持ち、己の人生を素晴らしいものにするため、がむしゃらに前へと進む姿勢こそ、活動の充実に繋がる会員拡大の唯一の手段です。そして組織の更なる増強は、活動に一層の広がりと可能性を生み出すと同時に、組織内に新しい血流を起し必然として自らの成長に繋がるのです。 一般社団法人長浜青年会議所が一層組織強化し伸びゆくためにも、構想の集大成となる本年の成果実現を成し遂げ、湖北に新しい次代を拓く気概で臨まねばなりません。五年間で描く理想像を実現し検証を行いながら、その先にある創立六十周年を見据え同志と共に運動に臨みましょう。 人生には自分でコントロール出来ないことがありますが、それに対処する自らの心構えは、何時もコントロールすることが出来ます。困難や障害は、自らがそれを困難だと認めない限り必ず乗り越えられるものです。自らを奮い立たせ前へと向かう気概があれば、あらゆることに惑わされることなく、すべてが貴重な教訓や糧になることを理解できるはずです。まずは自分と向き合い、自分起点で踏み出さんとすることこそ限られた青年期を生きる我々の使命であり、個々のその「前へ」の意思の結集が大きな力を生みだすのです。青年会議所運動の本質を今一度皆が心に刻み、堂々と前に進んでいきましょう。

基本方針

自分自身を見つめ、次代を拓くため若者らしい情熱と矜持を持って「前へ」と歩みを進めよう

運営方針

  • 湖北コア・イノベーション構想の集大成に向け全メンバーで総力を挙げ全力で取り組もう
  • 自らを律すると同時に、地域における誇りと次代への使命を自覚し運動に取り組もう
  • 常に時流を読み、自己成長を図りながら変革し続けられる素養を確立しよう
  • 組織の一層の充実を図り、常に活性化される土壌で多くの同志と素晴らしい運動を実現しよう
理事長 写真 第59代理事長 渡辺浩之 理事長所信

アクセス数

このページのトップへ