理事長所信

基本方針

     我々が成すべき使命を自覚し
             進取果敢にその責任を果たし
                      和の精神を持って新たな湖北を創造しよう

運営方針

   ○ 湖北コア・イノベーション構想を推進し自主自立した強い湖北を創造しよう
   ○ 会員相互の努力を認め称え合える深い友情を育もう
   ○ 自己の存在価値を高めるべく進取果敢に行動しよう
   ○ 公益性のある活動に努め組織の模範的存在となろう

所信

社団法人長浜青年会議所
第57代理事長 高橋康之

『進取果敢』我々から始めよう。
青年会議所は―理想を求めて行動してこそ価値がある―


―理想の湖北を求めて―

青年会議所の本質が「まちの理想を描き、実現する策を講じ、導いていく事」であるとすれば、既成概念にとらわれる事なく常に時代を先読み栄えた湖北のまちづくりは、長浜青年会議所の歴史そのものであります。そして我々はこの湖北という素晴らしい学舎に育まれ、多くの価値観を身に付けてきました。横並び意識やことなかれ主義を美徳とせず、新しきを求める進取性と能動的な意識こそが周囲を動かす事を自然と体得してきました。   この市民性が湖北特有のあらゆる魅力に繋がっているのです。だからこそ長浜青年会議所に集う者は、時代が変わりいかに多くの変化をむかえようとも、常に時代の一歩・二歩先を予見し、時に周囲から無理だと囁かれようとも、理想を求めて進取果敢に行動していかなければなりません。 私は多くの仲間と共に、依然として「未来を切り開かんとする強い意志が我々青年の中にある」という事を示していきたいのです。

―湖北の魅力を最大化―

地域の発展には経済の発展が必要不可欠であります。湖北はその両輪を伴わせて、大不況や大震災などの変化点を、更に強くそして魅力溢れるまちへの進化に繋げてきました。この先も留まることなく、持続的な地域発展を見据え、この潮目を新たな飛躍への好機としなければなりません。そこで我々は湖北の潜在的ポテンシャルを求め、あらゆる可能性を見直すべく始動します。この先は産官学のあらゆる機関を有機的に形成し、その機能を活かして湖北に眠る潜在資源を地域ブランドや風物詩にまで高める仕組みを構築していきます。「新たな求心力を育み続ける地域」として高い素地がある事を広く発信していく事が、まちの活力に繋がる人・もの・情報を呼び込み、更なる成長の機会を与えてくれるのです。 湖北の潜在資源に競争優位性のある魅力的価値を伴わせ、湖北の魅力を最大化していきましょう。

―湖北を一つに―

まちづくりは刻一刻と変化する社会環境に呼応するように進化していきます。それは長きに亘り、まちづくりの成功事例として全国より注目されてきた湖北も例外ではありません。広域化した湖北が一体的に活性していく為に、 これまで同様に小さなコミュニティを大切にしながら、湖北に住まう全ての住民が家族の様に心を一つにしていく事が出来れば、広域化した湖北は更なる輝きを放つでしょう。そこで我々はあらゆる立場の人々が共感できる音楽をテーマに、住民意識の一体化に向けた運動を継続していきます。そして本年は参画者に年齢や国籍を問わず幅広い層を求め、活動エリアはより広域へと拡大を図り、湖北を一つにしていく壮大な取組みを実感の伴う領域にまで高めていきます。 先ずは「私も何かしたい!」という志の芽生えを、市民運動へと繋がる源泉として大切にしていきましょう。  強大な力は論理ではなく、小さくとも強い感情から生まれるものなのです。

―子どもと大人を結ぶ―

人は成長期の体験が自らの活動領域となりその意識のなかで生きようとするものであり、次代を担う子ども達がより逞しく成長していく為には豊富な体験を積み重ねていく事が極めて重要です。子ども達には例外なく、その人固有の秘めた可能性があるからです。生きていくなかで直面する厳しい現実を前にした時「自分は必ず乗り越えられる」そう思える強さは「自分の基準」を乗り越え、新たな境地を知り得てこそ育まれるものであり、その環境を作り出してあげることが我々大人の責務です。自然体験・生活体験・社会体験などの活動を通じ、子ども達が新たな挑戦によって隠れた自己の可能性を引き出す感動体験を推進しましょう。  子ども達との「繋がりを重んじ共に生きる」この事の大切さに我々大人が気付き、このまちが未来を担う子ども達にとって、貴重な経験の機会を与える学舎として存在する事が理想的な地域社会のあり方なのです。

―進取果敢に―

世界市場においてヒト・モノ・カネ・情報が瞬時に国境を越えるボーダレスな時代。そして成長著しい新興国を中心にマーケットとしての存在感を増すアジア諸国の台頭。これら経済環境の劇的な変化は日本国内の地方都市にも波及し経済・産業・観光などにおける企業間または地域間の競争を激化させています。この現実をピンチと脅えるか、チャンスとするのかは経営者としての器量が決するところです。次代の経済を担う我々こそ、アジアの驚異的な成長力を捉まえ、このグローバル化した時代に戦える経営者として何を習得しておくべきかを考える必要があるのです。「ビジョンを持つ・夢を抱く・挑戦する」我々の成長に必要なものはいつの時代も不変です。そして青年会議所とは人との繋がりや様々な体験を通じてその事を教えてくれる最良の道場であります。壮大なビジョンを持つ事から始まり、自己成長をもって自社発展を成す。それがしいては地域経済の水準を高めるという事に強い自覚と使命感を持って活動しましょう。   方向を打ち出したらすぐに実行する「一流の実行力と二流の戦略」という発想がある。グローバル経済に挑む進取果敢な行動は我々のみならず多くを変えていくのです。

―ベクトルを一つに―

青年会議所メンバーであり企業経営者でもある我々には、共通して求められる資質や能力は少なくありません。この2つは常に表裏一体の関係にあり、どちらも多くの仲間や社員と共に、理念や方針を基に地域への貢献を果たしていくものです。組織はその為にあり、その本質は統一であります。各々のリーダーシップとチームワーク、 目的の理解と共有、そして一人ひとりのパワー発揮が組織運営の基本要件であります。しかし組織はあくまで手段であり、我々は決して会に属することを目的にしてはなりません。青年会議所の組織は同志の集団であり、リーダーの強烈な使命感がメンバーのベクトルを一つにしてこそ強い組織となるのです。 自らの意志をもって未来を選択しなければならないのが今の時代であり、自ら行動で示さなければ価値を生み出せないのが今の世の中です。長浜青年会議所に属する者は次代を担うリーダーとして、成長という実利を掴むまで決して自己実現への歩みを止めてはなりません。56年間期待に応え続けた地域の信頼と受け継がれる創始の心を誇りに、次代を築く壮大なゴールに向かって総員総力を結集しましょう。 真の幸福とは、容易ならざる事を何とか成し遂げ、それを成功させた時に初めて手に入るものなのです。

理事長写真

『進取果敢』