伊那市の菓匠Shimizuパティシエ。1975年生まれ。東京洋菓子倶楽部ドルチアで修行後、渡仏。
パリの老舗「ラ デュレ」や「シュクレ・カカオ」などで腕を磨く。2001年クープ・ド・フランス大会で入賞。
2005年の帰国後、父紀光さんと共に「菓匠 Shimizu」をオープン。
その後、伊那市の隣町で、中学生の子供が父親を殺害するという事件が起こり、
「日本全国でこのような事が起きているなら、自分は何ができるか」と考え、家族で子供の夢について
語っていただくことで、幸せな日本をつくろうと思い、夢創りをモットーに子ども達が自由に描いた絵から、
本物のケーキを作り上げる"夢ケーキ" 企画を開催。
無償で始めた企画の為、既存従業員の反発や意見が生まれ、協力してもらえない状況が続いた。
自分のやりたい事、夢を叶えるには、自分の気持ちを伝えるだけでなく、
相手の気持ちに向きあう事がなによりも大切であるとの考えから、従業員一人ひとりの悩みや、
それぞれの夢について話し合い、お互いの夢を支えあう環境づくりを始めた。
そして「お菓子作りを通じて、沢山の人と、夢と感動を共有することで、幸せな日本を創る」という自身の
夢に従業員が共感し、一丸となり活動が展開する。従業員だけでなく、
氏のかつての修行先が作業に協力してくれ、野菜や果物、生クリームなど仕入れ先からの材料が
無償で提供されるなど、"夢ケーキ"という企画への共感者・賛同者が増え、一年目6つのケーキしか
提供できなかったが、現在は日本全国から応募があり、
800個のケーキを提供するところまで活動が広がっていった。
2011年 NPO法人 Dream Cake Projectを理事長として立ち上げ、8月8日を「世界夢ケーキの日」として世界中のお菓子屋さんが、
子どもたちの無限大の夢を応援する夢ケーキを贈る日にするため活動をはじめる。
著書「世界夢ケーキ宣言!〜幸せは家族だんらん〜」
講演「大人が輝けば子どもが輝く〜」
「お菓子づくりは夢づくり〜夢をもてば人は輝く」
「てっぺん達の講演会」「西田塾日本アホ会講演会」など。
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