お知らせ 2016年7月29日

第6回 長浜JCの足跡探訪!!

 

JCとは何をやっている団体なのか?

今までどんな事をやってきたのか?

JC運動から始まり今では湖北にあたりまえの様に根付いている物事について、もっとJCを身近に感じていただきたいという趣旨の下、月一回のペースでご紹介していく【長浜JCの足跡探訪!!】
6回目は【4年制大学誘致】についてです。

当時長年にわたりながはま21市民会議の事務局長をされておられた国友先輩に、インタビューさせていただきました。

  長浜青年会議所 第36代理事長 国友隆房氏

【長浜JCの足跡探訪!!】⑥
~4年制大学誘致~

長浜青年会議所
第36代理事長 国友隆房先輩 インタビュー

Q:本日はお忙しい中インタビューに快く応じて下さりありがとうございます。

 本日は「4年制大学誘致」について当時長年にわたりながはま21市民会議の事務局長をされておられた国友先輩に当時についてお聞かせいただきたいと思います。
 JR直流化、長浜ドームについては前回までのインタビューでお聞きしましたが4年制大学の誘致、つまりバイオ大学の誘致はどのような経緯で実現する事が出来たのか、まずそのきっかけからお聞かせください。

A:当時の湖北の抱える問題に少子化問題がありました。
 この少子化の対応策としてながはま21市民会議で出てきたのが4年制大学の誘致です。大学が来れば最低でも4年間は若者が湖北に住む。そこで就職する者も出てくるだろうし、そのまま定住する人も出てくるのではないかという意見が出てきたことがきっかけです。

 また当時の長浜市長であった川島市長が教育問題に熱心な方だったというのも後押しになったと思います。

三本柱の内JR直流化と全天候型運動施設についてはお調べになった通り、大々的な事業も行い市民やマスコミを巻き込んで割と早い段階でながはま21市民会議からの発信を行う事が出来ました。
その二つが一段落ついて、いよいよ「四年制大学の誘致」だと考えていたところに長浜駅の駅前開発の話が出てきて、それらの都市計画と共に大学誘致が現実味を帯びてきました。

 

 

 

 

Q:最初からバイオに特化する大学という話が出来ていたのですか?

 

A:いえ、会議やシンポジウムなどを重ねる中で、どの様な大学を誘致するべきかという事に関しては時代によって様々な提案がありました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 まず一番最初に出てきた案は成安造形大学のガラス学科という物を長浜に作ろうという意見でした。黒壁の街として認知されてきた当時、黒壁の文化と大学誘致問題を合わせてまちの活性化を図ろうという事で2~3年ほど成安造形大学誘致に向けた動きがありました。

 また長浜の名誉市民第一号である西田天香さんの一燈園の大学という意見などもあったり、当時様々な角度からどのような大学が長浜に必要であるのか真剣な議論が重ねられ、最終的に何かに特化した大学を誘致すべきだという方向性を見出すことになりました。

 そんな経緯の中で長浜にサイエンスパークの誘致の話が出てきて、市も協力する形でバイオ大学の話が盛り上がりを見せ、10数年ながはま21市民会議が言い続けてきた4年制大学の誘致がついに平成15年長浜バイオ大学設立という形で実現する事が出来ました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

長浜バイオ大学。周辺は多くの学生で賑わうようになりました。

 

Q:バイオ大学の学生は毎年我々の事業にボランティアスタッフとして懸命に汗を流してくれたり、街には学生たちの姿も多くみられるようになり、今では長浜 に欠かせない存在となったバイオ大学の誘致、設立が、ながはま21市民会議で長年かけて発信されてこられたからこそであるという事が良くわかりました。
 今回でながはま21市民会議についてのインタビューは終了となるのですが長年ながはま市民会議の事務局長をされておられた国友先輩にお聞きしたい事があります。
 湖北にとって、また長浜青年会議所にとって【ながはま21市民会議】とは一言で表すとどのようなものだったのでしょうか?

 

A:湖北にとってのながはま21市民会議とは【まちづくり運動のさきがけ】
長浜青年会議所にとってのながはま21市民会議とは【理想実現の為の手段】
であると私は考えます。

Q:本日はお忙しい中我々のインタビューにご協力いただきありがとうございました。
最後に現役の長浜青年会議所メンバーに一言お願いいたします。

 

A:JCとは人生のトレーニングであると私は考えています。JCはこれからの人生の手段を覚える場所です。
トレーニングなのだから時間やお金の使い方を学ばなければなりません。
そして何をすべきか目的を見失ってはいけません。
学んだことは誰かにお返ししなければなりません。
先輩たちはJCで学んだことを卒業してから仕事やまちづくりで活かしてこられました。
皆さんも今の間に十分トレーニングをして会社にまちに必要な人材になっていただきたいと思います。

 

本日は本当にありがとうございました。今後ともご指導ご鞭撻の程よろしくお願い致します。

※取材協力:長浜青年会議所 第36代理事長 国友隆房氏
インタビュアー:長浜青年会議所 専務理事  松宮誠也
総務広報委員会 委員長   眞杉国史

 

 

理事長 写真 第60代理事長 今村 潤 理事長所信

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