JCとは何をやっている団体なのか?
今までどんな事をやってきたのか?
JC運動から始まり今では湖北にあたりまえの様に根付いている物事について、もっとJCを身近に感じていただきたいという趣旨の下、月一回のペースでご紹介していく【長浜JCの足跡探訪!!】
5回目は【JR直流化】についてです。
昭和62年にJR直流化の願いを込め開催された事業【びわこ一周夢特急~ながはま21市民号~】について当時理事長をされておられた長浜青年会議所 第32代理事長 関谷松男先輩にインタビューさせていただきました。
Q:今では当たり前のように長浜行の新快速が走っており、私たちの生活に欠かせない存在になっていますが、当時どのような時代背景でJR直流化が求められたのでしょうか?
A:それまでは大阪・京都方面から長浜へ来るには米原で乗り換えしなければいけませんでした。
今では当然の様にアナウンスされていますが終着駅が長浜駅になる事でJR西日本のいたる所で「長浜」の名前がアナウンスされます。その事だけでも相当な PRになりますし、直流化になる事で京都・大阪への通勤・通学圏内になり、今後の跡取り問題や少子化問題などを抱える多くの市民の方にとっても二世帯生活 が出来たり、都会の大学等への通学も可能になる事など、ながはま21市民会議で国や国鉄に対して駅の機能性の重要性を訴えかけました。
その最大のPRこそが【びわこ一周夢特急~ながはま21市民号~】だったのです。
Q:この事業の反響はどのような物だったのでしょうか?
A:まずこれだけ大規模な事業だったので多くのメディアがこの事業を取り上げてくれました。
その事で市民のJR直流化に対するムードは確実に高まったと感じます。
我々当時のJCがやったことはJR直流化に対して具体策を投じたわけではないですが市民の意識の高揚には大いに影響を与える事が出来たと考えています。
Q:今の我々の生活には当たり前すぎてあまり感じませんでしたが、それを実現に導かれたというのは並大抵の意思の強さと行動力が無ければ出来ない事だと改めて感じさせていただきました。
最後に現役のJCメンバーに一言お願いいたします。
A:本当に今の若い人たちは良くやっているといつも感心して見ています。アピールもうまいし、見せ方も我々の頃に比べると格段に洗練されていると感じます。
ただJCの持つオリジン(根源)はいつの時代も変わらない。若く行動力に満ち溢れた力が未来を変えていくと信じています。
またJCは学校の様なもの。我々がそうだったように地元に帰ってきた若者が数々の修練を乗り越え真の大人へとなって行く場だと思います。
時代の流れも昔とは違い仕事とJCの両立が難しくなってきているとは思いますが、今しかできないJC生活を楽しみながら頑張ってほしいと思います。
現在の長浜駅。駅周辺も更なる開発が進んでいます。
本日はお忙しい中インタビューに快くご協力下さりありがとうございました。これから夏に向け長浜青年会議所の対外事業が開催予定ですが先輩方の熱い思 いに負けないよう伊藤理事長を筆頭に頑張って行きたいと思いますので今後ともご指導ご鞭撻の程よろしくお願い致します。
※取材協力:長浜青年会議所 第32代理事長 関谷松男氏
インタビュアー:長浜青年会議所 専務理事 松宮誠也
総務広報委員会 委員長 眞杉国史