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理事長 畑澤 寿和


輝かしい歴史と伝統を継承し、地域の先導役となるべく常に情熱を持って行動し、素晴らしい湖北を築き上げよう。


・湖北力再生マスタープランの基、素晴らしい湖北を築き上げよう。
・地域の先導役として熱き情熱を持って行動しよう。
・常に自分自身を高め進化し続けよう。
・メンバー全員が楽しみを持ち、何事にも積極的に取り組もう。


第51代理事長 畑澤寿和
人は重要な課題に直面し、それがどんなに困難な事であっても揺るぎない信念と情熱を持って立ち向かうとき、その志が高ければ高いほど、気持ちが熱ければ熱いほど思いがけない能力を発揮し何事をも成し遂げることができます。また、その情熱は言葉に頼らずして周囲に伝わり、その燃えるような思いは人を動かし地域を動かす原動力となるのです。私はかけがえのない湖北の将来を思い、ただひたすらに地域の先頭に立って取り組んでいこうと思います。

今から17年前、湖北は長浜に黒壁がオープンして以来、年間200万人もの観光客が訪れるまでの成長を遂げました。バブル崩壊による全国的な平成不況に陥った日本経済とは逆に、地域は盛り上がりを見せ、近年は落ち着きを見せたものの未だ羨望の地として日本中から注目を集めています。「このまちを何とかしたい」熱い先輩達の情熱がこの地に繁栄をもたらし、まちは発展を続けてきました。そして、押し寄せる人々の雑踏がこのまちを更に絢爛にしていきます。しかし、現状を傍観したままで地域は衰退こそすれ発展は望めず、我々青年が常に前向きに地域を思い、情熱を傾け続けることが羨望される地域であり続ける源になると確信するのです。
私たちは自分たちが生活する湖北に活力を与え、地域の元気を更に活性させ、強靭な湖北独自の力を築き上げる目標として「湖北力再生マスタープラン」を掲げ、その達成に向けての運動を展開していこうとしています。これを達成する為には、地域と共にあることが不可欠であり、それ無くしては全体への拡がりも期待できません。しかし、何よりも大切なことは達成に向けたあらゆるプロセスの中で私たちが夢中になって行動し、地域に対する熱意をぶつけることが住む人の心を動かすことに繋がるのではないでしょうか。

日本では国や地方による行財政の効率化を図るため、地方分権推進のもと合併特例法が期限を迎え、全国規模での市町村合併が加速度的な拡がりを見せています。私たちはこの湖北において住民指導の下、しっかりと地域主権型社会を確立していかなければなりません。経済は成熟化を迎え、地域間競争が激しさを増してきます。湖北では新たな枠組みで動き出した各地域にとって、これからが本当の試練であり様々な問題に立ち向かうことになるでしょう。そのような中、湖北には、そこに住む人や様々なコミュニティーの取り組みが生まれてきています。そして、私たちはその取り組みを更に大きく、湖北全体への拡がりとして地域を動かすまでに成長できるよう、先導していく必要があります。湖北に於いては将来、住民の様々な取り組みが地域を動かしている、そのような姿を思い描きながら、一歩ずつ着実に実現に向けて取り組まなければなりません。

湖北は先人達より大切に受け継がれてきた素晴らしい自然や歴史遺産があり、湖北独自の文化や風土が育まれ、調和の取れた地域として今日に至っています。地域の再編による様々な動きの中、これからもそのバランスを崩すことなく、湖北のアイデンティティーを確立していかなければならないと考えるのです。私たちが湖北に新しい彩を与える湖北独自の取り組みを、地域に拡げていかなければなりません。湖北に住む誰もが統一の資産として認識ができるためにも、その足場をしっかりと固め、湖北の各地域とのつながりをより強固に確立することが必要ではないでしょうか。

近年の子どもたちの抱えている問題として、学力の低下や自己中心的な様子、更には通常では考えられない行動をとる子どもがいるという事実もあり、私たち大人でさえ理解できない現状もあります。更にはいじめ、不登校、家庭内暴力、犯罪までもが社会的な問題としてとりただされているのです。私たちが幼い頃の家族構成や子どもを取り巻く環境を比べてみると、現在は子どもと密接に関わるべき地域とのつながりが希薄化し、それが社会問題の要因のひとつと考えられるのではないでしょうか。
地域には古くから受け継いできた文化や歴史、風習や習慣などがあり、これを私たちが次代を担う子どもたちに伝え教えていくことは必要不可欠です。子どもたちへの関わりは毎日の積み重ねであり、地域に住む全ての人が常に手を携え取り組むべき課題であると考えます。普段子どもが自由に活動している地域で子どもと接する機会を多く持ち、子どもたちと同じ目線に立って一人でも多くの顔見知りが増えることで、子どもたちは安心感が持て地域も子どもたちが考えていることや行動が理解できるのではないでしょうか。地域が子どもとの関わりを持ち続けることが出来れば、健全な青少年が育成され安心できる地域が生まれると考えます。

私が初めて長浜青年会議所に入会し、右も左もわからないまま様々な事業に携わる中で、最も深い印象を受けたことは、事業達成に向け一心不乱に情熱を傾け行動されていた先輩の存在でした。入会当時は全てが初めての経験であり、最初の頃は取り組む事業に対してさほど興味を感じていませんでしたが、事業を一緒に組み立て創りあげる中で、常に情熱を持ちながら懸命になって取り組む先輩の真摯な姿勢に感化されながら、「この人のために」という理屈抜きの動機で携わっていました。またそのような中で次第に事業の必要性を理解するとともに、人に対する情や思いやり、守るべき道理といった社会人として、また企業人としても大切にしなければならない基本的な姿勢を学ぶことが出来ました。
私たちには青年会議所のメンバーであればこそ学べる貴重な体験があります。様々な活動をする中でただ単に取り組むだけではなく、常に積極的に取り組んでこそ得られる学びこそ生涯忘れることのない経験となり自身の礎となるのです。また、どんなに困難な局面に立っていても、共通体験を通じて生まれる友への思いやりや情熱のぶつかり合う議論から、メンバー同士のかけがえのない友情が育まれます。私たちには同じ目標に向かって進む力強い仲間がいるのです。青年会議所という限られた時間の中で、私たちはメンバーであることの喜びと、一致団結してがむしゃらに事業に取り組む姿勢こそ自分自身を高め、また成長にもつながるのです。
社団法人長浜青年会議所の歴史には常に一途な情熱があり、それは決して失ってはならない世代を超えて受け継がれてきた青年会議所の精神なのです。私たちは社団法人長浜青年会議所50年の歴史と伝統を継承し、更に50年先の礎を築くためにも、メンバー全員が誇りを胸に、地域の元気を呼び起こす熱き情熱を持った行動を起しましょう。
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