3月例会
長浜青年会議所3月例会が8日、長浜商工会議所で行われた。
講師にエフエム大阪代表取締役会長、社団法人関西経済連合会常任理事の井上義國氏をお迎えした。井上氏は、地域分権推進委員会専門委員、地方制度調査会等の公職を歴任した後、関西分権改革推進委員会の座長に就任。来るべき地方分権時代に備えて「関西はどのような地域でありたいか」経済界や地方自治体の発想をまとめ新たに関西州特区構想を提唱。講演の中で井上氏は、「中央集権型社会は終わった。先進国はすべて地方分権が進んでおり補完性の原理に基づきそれぞれの市や町が独自のまちづくりを行っている」と語った。また、「日本はまだまだ地方分権には程遠く縦割り行政から抜け出せていない。明石海峡や関西空港などの施設にしても本来、経済圏の拡大という大きな目的があるにもかかわらず一方で高額の通行料を取るなど矛盾している。」と指摘された。
引き続いて恒例の委員会対抗のディベートが行われた。「ワールドベースボールクラシックにメジャーリーガーは出るべきである。是か非か」という題目で肯定側、否定側ともそれぞれ熱い議論をたたかわせた。判定結果は、WBCの親善大使を務めるトミー・ラソーダ氏が広報のため来日した際に「松井や井口が目の前にいたらこう言うだろう。『君たちはここに生まれて教育を受け、給料をもらっておいて、自分の国に恩返しをしたらどうか』」のコメントを引用した肯定側が勝った。